メモリカードの選び方を教えてください。

分類 : 仕様 / 容量 / パフォーマンス
メモリカードを選択する場合に重視すべきは速度と容量で、使用機器の要件と互換性を考慮して適切なものを選択する必要があります。以下は使用方法に応じたメモリカードの選定ポイントを説明しています。

監視カメラ
1. 容量
一般的な監視カメラは、1080pや4K解像度で映像を記録しており、高解像度であるほど、ファイルサイズは大きくなります。容量が十分でないと、ファイルの上書きが頻繁に発生することになるので、32GB以上のカードを検討ください。
2. 速度
低パフォーマンスによるコマ落ちや遅延を防ぐ為に、UHS-Iビデオスピードクラス(V30)に対応し、40MB/s以上のパフォーマンスをもつカードを推奨します。
3. 耐久性
監視カメラは屋外に設置され、常時録画をしているものが多いので、幅広い温度帯で動作でき、耐振動性があり、安定した長期間のループ録画が行える耐久性の高いカードが必要です。
 
ドライブレコーダー
1. 容量
容量を決める場合は以下を考慮ください。
(1) 解像度
解像度が高いほど、多くのストレージ容量が使用されます。 
録画ファイルのサイズ: 4K > 1080p > 720p
(2) フレームレート
フレームレートが大きいほど、多くのストレージ容量が使用されます。 
録画ファイルのサイズ: 60fps > 30fps
(3) 使用時間
高頻度で長時間運転すると、空き容量がなくなり、ファイルが上書きされてしまいますので、より大容量のカードを推奨します。

2. 耐久性
メモリカードには寿命があり、長期間の使用や頻繁な書込み等によって、劣化が進みます。安定した長期録画を行うためには、耐久性の高いカードが必要です。
注記: 通常、ドライブレコーダーは、書込み集中型のタスクを行っているため、使用時間が長くなるほど、カードのエラー発生頻度が高くなります。安定した録画を行うために、四半期毎にカードをフォーマットすることをお勧めします。フォーマットを行うと、保存されているデータはすべて消去されるので、実施前にデータをバックアップするようにしてください。
 
スマートフォンや携帯ゲーム機
読出しと書込みが速いことが重要です。A1やA2規格に対応したカードを選ぶことで、アプリやゲームのロード時間を短縮でき、快適な利用に繋がると思います。
注記: A1/A2規格は、アプリケーション実行時に必要なシーケンシャルやランダムリード/ライトの最低処理速度が規定されており、SD/microSDカードがスマトフォンやハンドヘルド機器との利用に適しているかを判断する指標となります。
 
写真撮影や4K録画
1. 容量
1時間の録画には解像度が1080pで約23GB、4Kで約45GBのストレージ容量が必要なので、どのような映像を記録するかによって、カードの容量を決める必要があります。
2. 速度
新しいカメラは、120fps 4K録画が可能なので、高解像度のデータを高速で処理できるハイパフォーマンスなカードを選ぶ必要があります。U3やV30以上のスピードクラスに対応したカードをお勧めします。

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